貴志です。
この週末は、2日続けて奈良へ行ってまいりましたので、そのレポートです。
まず、7日(土)は「Re:吉野と暮らす会」さん主催の第4回吉野貯木まちあるきに。
今回はワークショップや、飲食の出店、木の小物の販売、見学会など、盛りだくさんの内容で、あいにくの雨にもかかわらずたくさんの方が来られていました。
私も妻と息子の3人で遊びにいかせてもらったのですが、家族で来られている方が多くて、和やかな雰囲気でした。
しかし、ふだん大阪で生活している私にとっては、街に当たり前のように大きな材木が置かれている様子を見るだけで興奮してしまいます。
吉野中央木材さんの会社の裏にある「ちょぼくハウス」では、吉野杉の木桶で作られたお酒「百年杉」の試飲が行われていました。
あいにく車で行きましたので飲めなかったのですが、このお酒は杉の香りがしてとても美味しいんですよね。
息子が退屈するだろうと玉子形の桧がたくさん入ったプールを持ってきてもらったのですが、喜んで入っていたのは大人の私の方でして…。(ツボが刺激されて気持ちよかったです。)
プールから出た息子はおもちゃに背を向け、お酒の試飲に参加(?)しておりました。
このお酒、作られた年によってお味が違うそうで、飲み比べをされていました。
息子が自分が生まれた2013年製を薦めていたのかは不明ですが、木桶の違いという人間がコントロールできない部分で味が変わるというのは面白いですね。
不揃いな良さが忘れられがちな現代にあって、こういう物づくりは素敵だなと思いました。
15時からは雨の貯木を歩いて、阪口製材所さんが運営されているモデルハウス「吉野サロン」と「吉野STYLE」にお邪魔しました。
全て吉野の木で作られているそうで、皆さん興味津々で見られていました。
私にとっても、設計の細かな工夫や配慮など勉強になることが多く、時間が足りないくらいでした。
下の写真はキッチンの下で光があたらない部分とその他の部分を比較したものですが、日に焼けている部分の方が美しく感じました。
モデルハウスを案内をしてくださった阪口さんが、「経年変化(劣化)」ではなく「経年美化」だとおっしゃっていたのが印象に残りました。
16時にちょぼくハウス完成記念の「餅まき」が行われ、イベントはお開き。
楽しくて、勉強になる吉野ツアーでした。
お餅は翌朝美味しくいただきました。御馳走様でした。
貴志 泰正