貴志泰正です。
3月21日(土)、富山大学高岡キャンパスつままホールにて開催中の貴志雅樹回顧展と連動した特別シンポジウム「貴志雅樹が残したもの」が13時より同キャンパス講堂で行われました。
また、シンポジウムに先立ちまして、富山県と富山大学より感謝状をいただきました。
退官まで全うできませんでしたのに、このようなあたたかなご配慮をいただき、有難うございます。
シンポジウムにはスペシャルゲストとして建築家の竹原義二先生にご参加いただき、故人との思い出や2人で行っていた黒板に描かれた図面を使った講義の様子などについて語っていただきました。
富山大学芸術文化学部からはパネリストとして前田一樹先生、武山良三先生、在学生の酒井克弥君に、進行役として横山天心先生にご参加いただきました。
弊社からもパネリストとして私が貴志雅樹の大阪の事務所での実績を紹介し、後半のパネルディスカッションには貴志研究室の卒業生である根塚陽己も加わりました。
皆様の御期待にそうお話ができたかはわかりませんが、事務所を引き継ぐ2人が「貴志雅樹が残したもの」についての思いを語らせていただいたつもりです。
たくさんの方にお越しいただきましたことに心より感謝しております。有難うございました。
また、16時半より木津の庄コミュニティセンターに場所を移しまして、偲ぶ会を開いていただきました。
この場所は富山大学の横山天心先生と共同で故人が設計した建築です。
葬儀に続いて偲ぶ会も自身の設計した建築のなかで行えるとは、なんと幸福なことかと思います。
シンポジウムに続いて、こちらへもたくさんの方々にご参加いただきました。有難うございました。
明るかった空も会が進むにつれて暗くなり、明かりの灯った木津の庄コミュニティセンターは開始時とは異なる姿を見せてくれました。
食卓には故人の好きだった料理を並べていただくなど、皆様方の粋な演出に心より感謝しております。
貴志雅樹は富山に、高岡に来ることができ、皆様にお会いできて、幸せ者です。
本当に有難うございました。
貴志 泰正