モダニズム・ノート(1)

モダニズム建築を生み出した、イデオロギー的バックボーンは、何であったのか。

あるいは、モダニズム建築と呼ばれら建築の特性とは何であるか。

これらを、再検証するために、このノートを記す。建築にかかわるものにとって、良きにつけ悪しきにつけ影響を与え、教条的に呪縛を与え続けているモダニズム建築について問直す機会となれば幸いである。

このことを思い立ったのは、田中純氏による「残像のなかの建築 モダニズムの<終わり>に」に依るところが大きい。

-栄光と誹謗に包まれ、さまざま物語の主題をなしたモダニズム建築が実在したことはなかった。-

モダンアートの諸運動と比較して、純粋芸術ではない建築において、明確な定義づけが困難かもしれないが、ある見解を示したい。

 

貴志 雅樹

※「モダニズム・ノート」は貴志雅樹が生前自身のブログに綴ったものを再構成したものです。

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)