2月2日(月)、3日(火)の2日間は、貴志雅樹が勤務しておりました富山大学へ事務手続きに出かけるため、臨時休業とさせていただきます。
お急ぎの御用のある方は事務所へお電話をいただけましたら貴志泰正の携帯電話へ転送されますので、お話しいただけます。
2月は同様の理由で何度か臨時のお休みをいただくことになるかもしれません。
勝手なことでご迷惑をおかけしますが、何卒宜しくお願いいたします。
株式会社貴志環境企画室
2月2日(月)、3日(火)の2日間は、貴志雅樹が勤務しておりました富山大学へ事務手続きに出かけるため、臨時休業とさせていただきます。
お急ぎの御用のある方は事務所へお電話をいただけましたら貴志泰正の携帯電話へ転送されますので、お話しいただけます。
2月は同様の理由で何度か臨時のお休みをいただくことになるかもしれません。
勝手なことでご迷惑をおかけしますが、何卒宜しくお願いいたします。
株式会社貴志環境企画室
貴志泰正です。
ここ数日、たくさんの方にホームページやブログをご覧いただいているようです。
有難うございます。
湿っぽい内容が続き恐縮ですが、今日も少しだけお許しください。
師であり、父である貴志雅樹の闘病中、あまりそばにはついていませんでした。
詩人谷川俊太郎の「これが私の優しさです」という詩を少し自分に都合よくアレンジして、免罪符にしていた気がします。
あなたが死にかけているときに
あなたについて考えないでいいですか
それがあなたを考えることにつながる
とそう信じてもいいですか
それほど強くなっていいですか
あなたのおかげで
父の容態が悪化しはじめたとき、御世話になっている方から教えていただき、設計コンペに取り組んでいました。
本日、一次審査通過の連絡がありました。
来月、最終審査に挑みます。
前へ、前へ進みます。
貴志 泰正
貴志雅樹の長男の貴志泰正(たいせい)です。
改めまして、貴志雅樹の葬儀に参列くださいました皆様、弔電やお手紙、メールをお送りくださいました皆様、誠に有難うございました。
心より感謝申し上げます。
今まで故人の病気のことには一切触れていなかったブログが急にしんみりとした話題ばかりになってしまい、早く日常に戻っていかなければと思いつつ、今しばらくお付き合い願えましたら幸いです。
さて、葬儀の式場の願正寺は今から10年余り前に弊社の設計で改築を行ったお寺です。
大阪の事務所の関係の方々、教員をさせていただいた富山の大学関係の方々、他にも多数の方にお越しいただけるであろうことが予測されながら、皆様に同時にお入りいただけない会場を選定してしまいましたことを改めて御詫び申し上げます。
ただ、全ての建築家が自身の設計した建築で葬儀を行えるかと考えたとき、幸いにもそれが可能な恵まれた立場であるのならそれを実現させたいと考えました。
また、息子と弟子という2つの立場から貴志雅樹の生涯を考えたとき、父を「建築家」として送りたいと強く思いました。
その私のわがままに現スタッフだけでなく、多数の事務所OB・OGが応えてくれました。
壁面と外縁にこれまでに設計した建築の写真、原図、ドローイング等を並べ、まさに自身の建築のなかで旅立ってもらおうと考えました。
お越しいただいた皆様の目にどのように映ったかは自信のないところですが、個人的には少なくとも師匠に恥をかかさずに済んだのかなとは思っております。
そして、このような会場作りができましたのは、これまでに多数の方が設計を依頼してくださり、工事に携わってくださり、建築を教えてくださり、切磋琢磨してくださったからこそです。
そのことに、改めまして御礼申し上げます。
本当に有難うございました。
貴志 泰正
すでにお伝えしましたとおり、弊社の設立者 貴志雅樹 が2015年1月24日午前7時 胆管癌のため65歳で亡くなりました。
皆様から賜りました生前のご厚誼に深く感謝いたします。
故人が設計監理を行いました大阪府堺市の願正寺にて、作晩に通夜を、本日告別式を執り行いました。
突然の御連絡にもかかわらず、お忙しいなか通夜・告別式にご参列くださった皆様、弔電やお手紙、電子メールをお送りくださった皆様に心より御礼申し上げます。
誠に有難うございました。
また、会場の都合上、、寒さの厳しい季節に屋外で長時間お立ちいただくことになりましたことを御詫び申し上げます。
最後に大変厚かましいことではございますが、今後とも株式会社貴志環境企画室へ故人同様の変わらぬ御厚情を賜りますようお願い申し上げます。
喪主 貴志泰正(株式会社貴志環境企画室主宰)
弊社の主宰者であり、設立者である貴志雅樹が2015年1月24日午前7時、胆管癌のため65歳で亡くなりました。
ここに生前のご厚誼に深謝し、謹んでご通知申し上げます。
なお、通夜、告別式は下記の通り行います。
通 夜 1月25日(日) 18時~
告別式 1月26日(月) 11時~12時
場 所 願正寺
大阪府堺市北区中百舌鳥町6-860
喪 主 貴志 泰正 (株式会社貴志環境企画室主宰)
お問い合わせ先 総本家エバラ山川公益社 tel:072-271-0042 fax:072-274-4524
貴志です。
大阪府堺市にて築50年ほどの木造住宅の改修を計画しています。
とは言いましても、手を加える部分は少しだけなのですが、屋根の補修や衛生機器の取替えのほか、小さな門扉と玄関ドアを新たに作り替える予定です。
新しいものが古い建物のなかで浮いてしまわないよう、今回は意識的に、時間の経過を感じさせる素材を選定してみようと考えています。
そこで、門扉や玄関ドアに取り付ける金物を探すべく、大阪市阿倍野区にある「つむぎ商會」さんへ行ってまいりました。
いやあ、好きな人にはたまらないお店ですが、大きな看板が出ているわけでもなく、前を通ったことがあるのに気がついていませんでした。
ちなみに、私はこのお店を雑誌「コンフォルト131号2013年4月号」で知りました。
お店の方にも親切に相談に乗っていただき、打掛とシリンダー錠付のドアノブを購入。
事務所の近くにこんないい場所があるなんて。
どんなものができるのか、またご報告いたします。
貴志 泰正
貴志です。
変わった建物評論家(?)の根塚くんに対抗してのシリーズ第3弾です。
本日ご紹介いたしますのは、大阪はミナミにあります「味園ビル」です。
私にとっては心魅かれる大阪らしいエネルギーに溢れたレジャービルなのですが、「建築」として見たときにどのように評価されるものなのかは長らくわからずにおりました。
そんな私に勇気を与えてくれたのがこちら。
建築史家の倉方俊輔氏の著書「ドコノモン」に味園ビルが取り上げられています。
「ドコノモン」とは「ドコモモ」(DOCOMOMO=Documentation and Conservation of buildings, sites and neighborhoods of the Modern Movement、モダン・ムーブメントにかかわる建物と環境形成の記録調査および保存のための国際組織)にちなんだパロディで、ドコモモには選ばれないような一風変わった魅力のある建築を評価しようという、大変面白い試みです。
また、「月刊ビル」という雑誌でも味園ビルの特集号がありまして、こちらもついつい入手してしまいました。
これらの資料によりますと、建築年は1955年とのことですので、今年で築60年を迎えます。
設計はこのビルのオーナーでもあった志井銀次郎氏によるそうです
内部には500人収容の大広間を擁する宴会場「味園」、キャバレー「ユニバース」、地下にはダンスホールもあったそうです。
時代にあわせて何度か改装され、キャバレー「ユニバース」は場所を地下に移して営業を続けたものの2011年にその歴史に幕を閉じ、現在は貸しホールとして利用されています。
私自身は10年以上前に部活の先輩に連れられて「味園」デビューを果たした後、社会人になってから閉店前の「ユニバース」も一度だけ体験することが出来ました。
また、洞窟のような大浴場とサウナにも行ったことがありますが、残念ながら現在は閉鎖されているようです。
なんともいえない独特な混沌とした魅力をこの建築は持っているように思います。
ちなみに、私は2年半ほど前に友人を集めた結婚披露パーティーを催すに際し、貸しホールになっていた「ユニバース」を利用したいと考えたのですが、参加人数と賃料のバランスから断念し、宴会場「味園」で行いました。
畳の座敷での「流しそうめん」、大広間の舞台を利用しての「劇団“季四”大阪夏公演」(貴志にちなんでいます。)など、他のお店では許されないようなイベントを開催し、さすが「味園」という懐の深さを見せていただきました。
ちなみに、その後、味園から年に数回電話がかかってきまして、「また同じような宴会をやってください。」と
頼まれるのですが、結婚披露パーティーですから何度もやるのは問題です。
また、まわりの友人の結婚相手を見ていましても、私の家内のようにオシャレなカフェで二次会をやりたいと一言も言わなかったような女性は珍しいようです。
すみません、話が逸れました。
まだまだこのビルの魅力は語りつくせないのですが、最後に外観について。
大阪は南船場にあるオーガニックビルディング大阪(1993年竣工、ガエターノ・ペッシェ設計)の外壁が、「味園ビル」に似ているように感じてしまうのですが、真似をされたという可能性はあるのでしょうか?
どなたかご存じの方がおられましたら、是非ともお教えいただきたいです。
貴志 泰正
先週14日、奈良ホテルにて行われました第16回奈良県景観調和デザイン賞の表彰式に出席してまいりました。
先日の投稿でお伝えしましたとおり、弊社で設計監理をいたしました「大和棟と大和塀のある古民家」が同賞の審査委員長賞を受賞しまして、お招きいただきました。
奈良ホテルは1909年に建築家辰野金吾氏の設計により建造された100年以上の歴史のある建築です。
受賞の喜びもさることながら、この賞の趣旨にふさわしい伝統ある建築に触れられる機会に恵まれたことも大変有難い経験となりました。
表彰式後の懇親会では審査員を務められた著名な建築家の先生方とお話しする機会にも恵まれ、有意義な時間を過ごすことができました。
この受賞を今後の励みに、そして戒めにして、今後の設計に取り組んでいきたいと思います。
お施主様、施工者様、関係者の方々に改めまして御礼申し上げます。
有難うございました。