貴志です。
以前に地鎮祭の様子をお伝えした保育園の現場がスタートしています。
遊具や倉庫の移動、部分的な解体工事が終わり、昨日から杭工事に入りました。
構造事務所さんも立会いのもと、まずは試験掘りで地盤調査通りの地層であることを確認しました。
その後、試験杭を1本打ち終えたところで、この日の作業は終了。
今日からは1日に3~4本のペースで、年をまたいで計38本打ちます。
現場の皆さん、安全に気をつけて宜しくお願いいたします。
貴志 泰正
貴志です。
今日は弊社が過去に手がけた建築をご紹介します。
和歌山県田辺市にある文化・交流のための施設で、C+と書いてシータスと読みます。
このプロジェクトが進行していた頃は私はまだ入社したてでして、担当者の先輩に何度かついていくといった関わり方しかしていないのですが、コンクリートで造られていながら透けのある姿が印象に残っています。
ひょんなことから久々にホームページを覗いてみたのですが、食・趣・学・癒といった種類の講座が用意されていて、年末までスケジュールが埋まっていることに驚きました。
facebookのページも頻繁に更新されていて、バラエティ豊かな講座の様子を見ることができます。
このような利用されることでより魅力が増すような建築を設計していきたいと強く思いました。
貴志 泰正
貴志です。
弊社では洋書屋さんから毎月書籍を購入しています。
エルクロッキー(El Cloquis)というスペインの雑誌は続けて購入しているのですが、最新号は英国の建築家David Chipperfieldの特集号でした。
これはパリ郊外にある経営大学院です。
かなり横に長い建物ですが、凹凸のある平面計画とすることで、同一の素材で仕上げられた外観が単調な大きな箱にならないという効果が生まれています。
洋書屋さんが同じChipperfieldの事例で前回の彼の特集号に載っていた建築を紹介してくださいました。
この百貨店では道路に面する壁面を折り曲げるという方法で同じ効果が生まれていました。
建築は大きなスケールになると威圧感や圧迫感も出てしまいますが、シンプルな操作でそれを解決されているようです。
このChipperfieldという人は大きなプロジェクトに関わる一方、現在も小規模な建築も手がけているいるようで、スケールの大小を行ったり来たりできるのがすごいなと思いました。
貴志 泰正
貴志です。
寒くなりましたね。
さて、一昨日のクイズの答えです。
というわけで、答えは「足湯たんぽ」という製品でした。
保温素材のクロロプレンゴムを厚さ1センチの空洞壁にしてからブーツの形に縫ってあり、空洞のなかにお湯を注ぐことで約2~3時間心地よい温かさを持続してくれます。
(写真のオレンジ色の部分はお湯の注入・排出穴のキャップです。)
写真のように両足をこの中に入れることで、かなり温かくなります。
ちなみに、一緒に写りこんでいる指先が出た手袋もデスクワーク時の必需品です。
いずれもエネルギー消費を抑えた冬の暖房手段かなと考えています。
寒い事務所ですが、「頭寒足熱」を心がけて設計を頑張ります!
貴志 泰正
貴志です。
今日は少し宣伝をさせてください。
2年前の2012年、「杉コレクション」という宮崎県(杉の生産量日本一!)で行われている杉を使ったデザインコンペに応募し、幸運にもグランプリという栄誉ある賞をいただくことができました。
「杉コレクション」のスギい(すごい)ところはたくさんあるのですが、入選作は実物を作ってもらったうえで最終審査を行うことがそのひとつで、審査当日はとても盛り上がりました。
また、審査員の先生方が大変豪華でして、建築家の内藤廣審査員長をはじめ、篠原修氏、川上元美氏、南雲勝志氏といった土木やプロダクトなど各分野のデザインをリードしてきた方々が集う贅沢な場でした。
私が参加した年の課題は、宮崎県産の杉で「屋台」をつくるというもの。
メインテーマは 「みんなが笑顔になれる場所」
作品テーマは 「ひとりじゃ、ヤタイ!」
応募要項を読むだけで楽しそうなこのコンペに私もダジャレで挑みました。
それが、「屋台骨」と名づけた魚の骨の形をした屋台です。
最終審査後の懇親会では入選作の屋台を利用してお酒を飲む予定だったらしいのですが、あいにくの雨天により屋内の会場に変更になったそうです。
というわけで、めちゃくちゃ楽しかった宮崎での唯一の心残りが、この「屋台骨」で飲むことでした。
前置きが長くなりました…。
動機が不純かもしれませんが、関西で、「屋台骨」を作ります!!
反省点もふまえ、改良を加えた組立式の二代目を計画しています。
イベント、お祭りなどの場での利用を目指し、要望があればレンタルできるシステムも作りたいと考えています。
そして、二代目屋台骨の製作に協力してくださる強力なパートナーを御紹介します。
兵庫県宝塚市で家具工房を営まれている狩野新さんです。
狩野さんは第1回の杉コレクションのグランプリ受賞者で、受賞作のベンチ「スギナミキ」はJR九州日向市駅のホームに設置されています。
ご自身でデザインも製作もできるというスーパーマン的な方です。
一昨年の「杉コレクション」へ運よく参加できたことをきっかけに、地元関西でもたくさんのつながりが生まれまして、素晴らしい御縁の数々に感謝しております。
本来、「杉コレクション」は日本の林業の閉塞状況からの突破口として、また、宮崎県産の杉の魅力を県内外へアピールして木材資源の有効利用を促すために始まったものかと思います。
私のやろうとしている活動がその延長線上にあるのかは、自信のないところです。
ただ、このデザインで人が集まる楽しさや杉の魅力を少しでも伝えることができれば嬉しく思います。
製作段階から情報を発信していきたいと思いますので、ご覧いただけましたら幸いです。
「屋台骨」ホームページ http://www.yatai-bone.com/
「屋台骨」facebookページ https://www.facebook.com/yataibone.since2012
貴志 泰正
貴志です。
10月いっぱいで長年事務所で経理を担当してもらっていた青野さん(現在の姓は秋山さん)が退職して、お家のある愛媛へ帰られました。
というわけで、先月から私が設計や工事監理の傍ら「経理」の業務も引き継いで行うことになりました。
今までも請求書の作成や領収書の発行、資金繰りなど、お金に関することも行ってはいましたが、実際に帳簿をつけてみると(というほど偉そうなものでもないですが…。)今まで把握できていなかったことが少しずつわかってきている気がします。
税金や社会保険についてもあまり理解していませんでしたし、いい勉強になっています。
(今もそう理解できてはいないと思いますが…。)
そして、気づくのが遅いですが、青野さんがこれまで丁寧にお仕事をしてくださっていたことも同時にわかってきました。
喜寿を超えたお年でExcelで数字を打ち込まれていた努力には頭が下がります。
青野さん、改めまして、今まで有難うございました。
貴志 泰正
今日はいつも御世話になっているレンガ・タイルのメーカーの営業担当の方が事務所に来られました。
(といっても、最近は大量にレンガやタイルを使えるケースは少ないのですが…。)
このメーカーさんは大阪支店長さんをはじめ、営業担当の方もレンガ・タイルへの愛情が凄いです。
まさに営業マンの鑑!!
さて、今日来られた理由ですが…。
先日、新製品の紹介に来られたときに話の流れから事務所にある洋書をお見せしたところ、非常に興味深く見られていたので、こちらも嬉しくなって是非ゆっくりご覧くださいとお貸ししたのでした。
ちなみに、本の内容はbrick(レンガ)を使った建築の国際コンクールの入賞作品を集めたもので、日本人の建築家さんの設計した入賞作でそのメーカーさんのレンガが使われていました。
その返却に来られたわけですが、私にはレンガのプロの方が気になったページがどこか教えてもらうという楽しみがありました。
答えはこのページでした。
「透かし積み」と言われる積み方がされているのですが、隙間の間隔が一定ではなく、変化していっています。
社内でこんな製品を作りたいという話が出たとのこと。 是非とも商品化していただきたいものです。
そして、この洋書を会社で購入することになったそうです。
やっぱりこのメーカーさんのレンガ愛はすごいです!
貴志 泰正
貴志です。
今日は寒いですね。少し風邪っぽいので、早く治さなければいけません。
さて、私事ですが、昨年生まれた長男が少し手がかからなくなってきまして、妻も仕事を始めました。
というわけで、来年度から息子を保育園に入れたいと考えています。
私が住む大阪市の場合、入る側の我々が第1希望から第6希望の保育園まで記入できるシステムですが、この順位を決めるのに夫婦で悩んでいます。
是が非でもどこに入れたいではなく、2人とも働くためにはどこかに入れないと困りそうですので…。
プロ野球のスカウトの人が駆け引きをする気分に近いのかもしれませんが、希望を出した側が選ばれる立場なのがつらいところです。
前置きが長くなりました。
今までは設計者という立場で保育園や幼稚園といった子どもの施設を見ていましたが、今後は保護者としての視点も自分に加わることになりそうです。
そうは言いながら、入園のためにいくつか保育所見学に行きましたが、完全に設計者目線で見てしまいました。
床や壁の素材、建具の形状、手摺の高さ、階段の寸法、どこまでが保育室面積に算入されているのだろうか、屋上も合せて園庭の面積が満たされているのだろうか、などなど…。
まだまだ「保護者」の目を持てていない私ですが、今後それを養っていくことで、より多くのことに気づく「設計者」としての目を持てるようになりたいと考えています。
※写真は弊社が設計した幼稚園で、文章の内容とは関係ありません。
貴志 泰正