カテゴリー別アーカイブ: こどもたちの環境を考える

初めての日曜参観(反省文)

一昨年から息子を保育園に通わせていたのですが、今年からは併設されている幼稚園に入園しまして、延長保育で夕方まで預かってもらっています。

さて、本日は息子にとっては初めての日曜参観でした。

そして、私にとっても“父親として”初めての日曜参観でした。

 

もちろん息子がどのように幼稚園で過ごしているかを見てはいたのですが、ちょうど保護者や園児たちが園庭へ出ていったタイミングがありました。

これはチャンスとばかりに、現在工事中の保育園の計画の参考にと保育室の写真を撮っていたところ…

担任の先生から声をかけていただきました。

「○○くんの絵、あっちにもありますよ!!」

先生、ごめんなさい。

私、建物の写真を撮っておりました。

 

平静を装ってお礼を言い、息子の作品もカメラに収めてきました。

カタツムリとアジサイという6月らしい作品で、成長が感じられました。

(説得力がありませんね。)

 

貴志 泰正

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ホームページに新しいプロジェクトを追加しました。

弊社ホームページ内 Works の project のページに新しい計画を追加しました。

「 Terraced Playground 」と名づけました棚田や段々畑のように園庭が立体的に連なる保育園の計画です。

http://www.mkishi.com/works/project/terraced_Playground.html

都市の限られたスペースのなかで保育園として必要な面積を確保しつつ、周辺の住宅に対して外観のボリュームを抑えることと室内からも外部を一体的に感じられることを目指して生まれた形です。

ご覧いただけましたら幸いです。

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株式会社 貴志環境企画室

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久々のLEGO

マイカーがリコール対象だったため、昨日は休日を利用して車のディーラーへ行ってきました。

修理に約1時間半かかるとのことで、店内のキッズコーナーで息子と遊びながら待ちました。

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レゴブロックがあったので、昔レゴ好き少年だった私はついつい熱中してしまいました。

完成したのはこちら。

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何かおわかりになりますでしょうか?

お家(楳図かずお邸ではありません。)

機関車トーマス(のつもり)

です。

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2歳の息子には少し難しそうでしたが、ブロックをつけたりはずしたり、できたもので遊んだりと楽しそうに過ごしていました。

創造力を育むおもちゃはいいですね。

まだ我が家にレゴはないのですが、そろそろ始めてみてもいいのかなと思いました。

ちなみに、建築家さんで子供の頃レゴ好きだった方は多いらしいです。

 

貴志 泰正

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街で見かけた幼稚園・保育園のバス その2

その1が11月末の投稿でしたので、3ヵ月半を経過しましたが、ようやくシリーズ第2回です。

妻の実家がある舞鶴に帰省中に見かけたバスです。

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前回同様、機関車を模したバスですが、形状はやや異なっています。

シンプルな1色のカラーリングです。

 

貴志 泰正

 

<過去の記事>

街で見かけた幼稚園・保育園のバス その1

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「見立てる」

「見立てる」という言葉があります。

辞書(デジタル大辞泉)によりますと、いくつか意味があリまして、

1  見て選び定める。選定する。「着物の柄を―・てる」

2  病気を診断する。また、鑑定する。「医者が―・てたところでは軽傷らしい」「絵を―・てる」

3  別のものになぞらえる。仮にそのものと見なす。「市街の中央を流れる川を京都の鴨川に―・てる」

4  見送る。

5  世話をする。後見する。

6  軽く扱う。見くびる。

と書かれています。

4、5、6の意味では、私は使ったことはありませんでした。

 

さて、今回話題にしたいのは、3の「別のものになぞらえる」「仮にそのものとみなす」という用法です。

ふと思いついたのは、各地にある「富士」という言葉がついた山の名前です。

近江富士、讃岐富士、などなど、全国にかなりの数があるようです。

 

前置きが長くなりました。

この話を書こうと思ったきっかけは、息子が義父母から送ってもらった「かまぼこ板」で遊ぶ様子を見たことです。

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「かまぼこ板」を道路や線路や駅、トンネルに「見立て」て、楽しそうに遊んでいました。

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息子が遊ぶ様子を見ながら、なかなかこれは「いいおもちゃ」だなあと感じました。

いろんなものが手に入る時代ですが、このような想像力を働かせるようなおもちゃや遊び方って実はすごく大切なのかもしれないなという気がします。

 

話が飛躍しますが、「建築」の設計でも「見立てる」という行為が用いられる場合があるはずですが、そのためには元ネタとでも言うべき「見立てる」対象を設定する必要があります。

「歴史」を学ぶことの大切さはそういったところにあるのでしょうね。

息子の遊ぶ様子を見ながら、そんなことを考えさせられたのでした。

 

貴志 泰正

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おすすめの絵本「みんなで!いえをたてる」

貴志です。

クリスマスに息子の乗り物絵本コレクションに新たに2冊加わったのですが、そのうちの1冊をご紹介します。

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「 みんなで!いえをたてる 」 作:竹下文子 絵:鈴木まもる 偕成社

 

以前にブログ記事でご紹介した「おはよう!しゅうしゅうしゃ」と同じ作者による絵本で、1軒の家が建つまでに必要な人と働く車が登場します。

定点観測で、更地の状態から家が建ち、家族が引越して住み始めるまでが描かれています。

各工程で現場にやってくる車が異なり、足場が組まれたり、浴槽や畳が運ばれてきたり、電気が引き込まれたりと、なかなかリアルに工事が進んでいきます。

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息子は絵本に出てくる車と自分が持っているミニカーを照らし合わせて、楽しんで読んでいる様子です。

また、この絵本がきっかけで「畳」を覚えたり、「ゴミ収集車」と区別がついていなかった「コンクリートミキサー車」を認識しはじめるなど興味を持って新しい知識を得ていく過程を見ていますと、絵本の力ってすごいなあと感動してしまいます。

(下の写真は、今まで「ゴミ収集車」と呼ばれていた「コンクリートミキサー車」がついた靴下です。)

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働く車と合わせて、建築に関わる多くの人が描かれた絵本「 みんなで!いえをたてる 」

おすすめです!!

 

貴志 泰正

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NHKドラマ10「わたしをみつけて」

貴志です。

ある日、妻が偶然テレビドラマのエンドロールを観ていて、私の仕事に関係する社会福祉施設が出ていたのではないかと教えてくれました。

そのドラマとは、11月24日午後10時より全4回にわたってNHK総合で放送された『わたしをみつけて』で、同タイトルの中脇初枝氏の小説が原作です。

児童養護施設で育った准看護師の主人公が、家族や医療の問題につまづきながらも自分の本当の居場所を見つけていく姿が描かれています。

わたしをみつけて | NHK ドラマ10

出演 : 瀧本美織 鈴木保奈美 溝端淳平 本田博太郎 古谷一行 など

そして、弊社が設計監理させていただいた児童養護施設善照学園さんが撮影協力・演出考証をされたそうです。

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児童養護施設は主人公の回想シーンに登場したため、弊社が関わった小規模グループケア棟は映りませんでしたが、学園内の坂道や園庭など、見覚えのある風景が映し出されました。

善照学園小規模グループケア棟

クライアントが出るかもしれないということで観はじめたドラマでしたが、主人公の成長を通して子供が育つ環境や医療についていろいろと考えさせられた非常にいいドラマでした。

原作の小説も是非読んでみたいと思います。

 

貴志 泰正

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街で見かけた幼稚園・保育園のバス その1

貴志です。

どの程度シリーズ化ができるかあやしいのですが、「街で見かけた幼稚園・保育園のバス」の写真をご紹介したいと思います。

記念すべき1回目はこちら。

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工事監理のため現場へ行った帰りに大阪市平野区で見かけました。

「機関車トーマス」の姿をしたバスはたまに見かけるのですが、この機関車は姿も色合いもやや大人っぽい印象で、なかなかオシャレです。

反対側の道路を走っていたのですが、慌てて写真におさめました。

次回のネタはまだ決まっておりませんが、乗り物好きの方は続編をお楽しみに。

 

貴志 泰正

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ゴミ収集車

貴志です。

今年の4月から長男を保育園(1歳児クラス)に通わせています。

親の都合でそのような選択をしていることを申し訳なく思いつつ、頑張って通ってくれている様子に感謝しています。

でも、大人でも気分の波があるのですから、2歳になったばかりの子供にも日によって気分の波があるのは当然なのでしょう。

朝、保育園に行く前に着替えるのを嫌がることがあります。

車に興味を持っている息子は特に「ゴミ収集車」が好きでして、ある日、着替えの時間にゴミ収集車の服を着たいと泣き叫びました。

あいにく「ゴミ収集車」の絵がついた服を持っていませんので、なんとか別の服に着替えて出かけてくれたのですが、子供もストレスがあったり、気分が乗らないときもあるんだろうなあと、申し訳ない気分になりました。

あまり甘やかしたりモノで解決するのはよくないだろうなあと思いつつ、普段頻繁にそういったことをしているわけでもないので、何か「ゴミ収集車」に関するモノを買ってあげたいなと思い、近鉄百貨店に行きました。

服をうまく見つけることはできませんでしたが、書店で絵本を、おもちゃ売り場でミニカーを購入することができました。

 

絵本はこちら。

おはよう!しゅうしゅうしゃ」 作:竹下文子 絵:鈴木まもる 偕成社

とびだす・ひろがる!のりものえほん 作・構成:古川正和 絵:本信公久 偕成社

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ゴミ収集車が主役の絵本があるとは知らなかったので驚きつつ、すぐに購入することを決めました。

また、「とびだす・ひろがる!のりものえほん」もゴミ収集車が出てくるうえに、折り込まれたページが広がる楽しい絵本でしたので、この2冊を買って帰りました。

息子に読んで聞かせるとどちらも大喜びでしたので、私も嬉しくなりました。

 

おもちゃ売り場では、ゴミ収集車のミニカー(トミカ)を見つけることができました。

息子はコンクリートミキサー車の絵がついた靴下を「ゴミ収集車!」と言って喜んではいているのですが、仕事柄コンクリートミキサー車についても認識してほしいという思いから、2台購入して違いを理解してもらおうと考えました。(完全に私の自己満足です…。)

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もちろんこちらも喜んでもらえて、ホッとしました。

ちなみに、息子はゴミ収集車がゴミを集めていることを最近になって理解できたようですが、コンクリートミキサー車が何たるかを理解するのはまだまだ難しそうです。

弊社は施工はしませんので、私がその役にあたるわけではありませんが、コンクリート打設時のミキサー車の手配がいかに重要なものであるか、いつか息子に伝えたいと思います。

 

貴志 泰正

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「沸騰ワード10」建築業界特集 アート系幼稚園

 

貴志です。

建築業界の専門家として出演させていただいたバナナマンさんがメインを務める「業界×流行×ドキュメント」がテーマの業界リサーチバラエティー番組「沸騰ワード10が、私が住む関西でも放送されましたので、少しばかりその内容について書かせていただきます。

今回の放送で紹介された沸騰ワード”は次の4つ。

バンブー建築    

タニタ食堂のあるマンション

アート系幼稚園

味園ビル

この記事では、まだ触れられていなかったアート系幼稚園について書かせていただいて、このシリーズの区切りとさせていただきます。

 

さて、アート系幼稚園というネーミングですが、実は私自身にとっては聞きなれない言葉でした。

一般的に使われている言葉というよりは、今回の放送のために番組を制作されている方が考えられたネーミングかと思います。

芸術系の教育をする幼稚園かと誤解されそうな気もしますので、“デザイナーズ”といったフレーズに置きかえられるのかなとも思ったのですが、子供たちのアートな心を育む園舎という意味が込められているのかもしれません。

 

一方、VTRで紹介された園舎の設計を手がけられた幼児の城(株式会社日比野設計)さんについては、以前より存じ上げておりました。

弊社も幼稚園・保育園等の子供たちの施設の設計を現在進行形で手がけておりますので、設計事例集などもいくつか所有していまして、設計する際の参考にしています。

こどもたちの建築 building for children (弊社設計事例)

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「幼児の城」さんの設計事例は多くの本で見かけますし、近年特に数多く幼稚園舎・保育園舎を手がけておられる印象がありました。

今回、個人的に映像で園舎を観られて有難かったのは、作品集や事例集に掲載された写真ではわからない空間のつながりや広がりを感じることができたことです。

これまでの数多くの実績から蓄えられたノウハウが散りばめられており、大変勉強になりました。

有難うございました。

 

VTRのなかで調理室を子供たちが見られるようにすることで「食育」に力を入れておられた園舎がありましたが、弊社でも同様の事例がございますので、ご紹介させていただきます。

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東京都羽村市にある「富士みのり保育園」では、調理の様子を見られることや、4・5歳児用には専用のランチルームを設けるなど、成長に大切な「食」について興味を持ってもらうための試みに熱心に取り組んでおられます。

下の写真の右側の空間が調理室です。

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下の写真は、専用のランチルームです。

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また、この園舎では、「安全安心を徹底した見守り性が高い空間」として、2010年度のキッズデザイン賞を受賞しています。

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キッズデザイン賞のページ

富士みのり保育園の紹介ページ(弊社ホームページ)

 

幼稚園・保育園は、子供たちが初めて家の外で長い時間を過ごす場所です。

未来のある子供たちのために、安心で楽しく、ときに刺激的に過ごすことができる園舎を設計できるよう、取り組んでまいりたいと思います。

 

最後に、今回の放送で取り上げられた4つのテーマ(沸騰ワード)は、それぞれ興味深いものでした。

あまり専門家的なことはお話しできていませんでしたが、事前準備として関連する項目について調べたり、知識を整理するなど、大変貴重な機会になりました。

関係者の皆様、ご覧いただいた皆様に改めて御礼を申し上げます。

有難うございました。

 

貴志 泰正

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