貴志です。
弊社では洋書屋さんから毎月書籍を購入しています。
エルクロッキー(El Cloquis)というスペインの雑誌は続けて購入しているのですが、最新号は英国の建築家David Chipperfieldの特集号でした。
これはパリ郊外にある経営大学院です。
かなり横に長い建物ですが、凹凸のある平面計画とすることで、同一の素材で仕上げられた外観が単調な大きな箱にならないという効果が生まれています。
洋書屋さんが同じChipperfieldの事例で前回の彼の特集号に載っていた建築を紹介してくださいました。
この百貨店では道路に面する壁面を折り曲げるという方法で同じ効果が生まれていました。
建築は大きなスケールになると威圧感や圧迫感も出てしまいますが、シンプルな操作でそれを解決されているようです。
このChipperfieldという人は大きなプロジェクトに関わる一方、現在も小規模な建築も手がけているいるようで、スケールの大小を行ったり来たりできるのがすごいなと思いました。
貴志 泰正