1985

貴志です。

大阪生まれ大阪育ちの私は阪神タイガースファンなのですが、1985年といえば唯一タイガースが日本一に輝いた年です。

私は当時4歳でしたが、タイガースが強かった記憶はありまして、主要な選手の名前も認識していたように思います。(タイガースのパジャマを着て応援している写真も残っています。)

先日4月17日は伝説のバックスクリーン3連発の日でしたが、ランディ・バースが来日してイベントが企画されるなど、いまだにファンの脳裏に鮮やかな印象を残しているようです。

今年は2015年。

もう30年も経過しているのかと思うと、とても遠い出来事のように思います。

 

さて、最近車で移動するときにTHE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)のCDをよく聴いています。

彼らがバンドを結成したのが1985年だそうで、30周年記念のCDを先日購入しました。

その1曲目に「1985」という曲が収録されているのですが、この曲の歌詞に

「僕達がまだ生まれてなかった40年前戦争に負けた」

というフレーズがあります。

そうか、1985年は戦後40年の年だったのかと、その一節が妙に心に残りました。

計算すれば当たり前のことなのですが、それから30年経過した今年2015年は戦後70年にあたる年です。

40年と70年…。

ブルーハーツが1985年当時に1945年をどれくらいの距離感で眺めていたのかはわかりませんが、人間の寿命を考えますと40年前と70年前では大きな違いがあるように感じてしまいます。

戦後生まれの父は今年65歳で亡くなりましたし、終戦時に20歳だった祖父(義母の父)もつい先日90歳で亡くなりました。

明治生まれの方はすでに100歳を超えています。

戦争を経験した方とお話しすることは年々難しくなっていくでしょう。

軽い話から書き始めてしまいましたが、2015年から1985年を眺めることで、より1945年というものを遠く感じたというのが今日書きたかった内容です。

私たちはすでに戦争というものにリアリティーを感じられないのかもしれませんが、そうであるからこそ想像力を働かせなければならないと思います。

 

貴志 泰正

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