貴志です。
今日で阪神・淡路大震災からちょうど20年になります。
改めまして、震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
当時私はまだ中学生でしたが、連日伝えられる被災地の様子に大きな衝撃を受けたことを覚えています。
所長の貴志雅樹は建築家の仲間の方々とともに関西建築家ボランティア(略称:関ボラ)の一員として被災地へたびたび足を運んでいました。
そして、2011年3月11日に起きた東日本大震災の際にも建築家の木村博昭氏の呼びかけにより“関ボラ”が再結成されました。
私も富山県にいる貴志雅樹の代理で何度か会議に参加させていただき、建築家の職能というものについて考える機会になりました。
ただ、大阪にいて感じたのは、神戸や淡路島へはすぐに駆けつけられるでしょうが、関東・東北は地理的にかなり遠く、ふさわしい支援のしかたが異なるだろうということです。
また、地震が発生した直後こそ関心が高まりボランティアも盛んになりますが、被害を減らすためには平穏なときにどれだけ対策を立てておけるかが重要になるかと思います。
恥ずかしながら日々の仕事に追われ社会的な取り組みができていない現状ですが、ささやかなことでも世の中に貢献できる在り方を模索しなければと、節目の今日、そう考えたしだいです。
貴志 泰正