地下鉄御堂筋線の西田辺駅前(大阪市阿倍野区)にある焼き鳥屋「粋翔苑」が10周年を迎えた記念に、常連客からのお祝いとして傷んでいたテーブルをリニューアルした。
以前は長方形のテーブルが置かれていたが、通路が狭く、配膳やトイレへの通行にやや難があった。
解決策として、天板の形状を2種類の半楕円(長軸でカットしたものと短軸でカットしたもの)とすることで、天板サイズを以前より大きくしながら通路幅を広げることができた。
同時に、2人ずつ向かい合う席と横並びの席という座り方のバリエーションも生まれた。
天板の材料には小口にカラフルな色紙が見えるペーパーウッド(滝澤ベニヤ)を用い、元ラガーマンのオーナーシェフにちなんでラグビーボールをモチーフにした楕円の中心にはペーパーウッドの小口を上向きにして埋め込むことで、ボールの紐をあしらっている。