コミュニティハウス C+(シータス)
community house C+
2006

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

所在地 和歌山田辺市
用途 多目的室、事務所
構造 鉄筋コンクリート造
規模 地上3階
敷地面積 177.65㎡
建築面積 106.35㎡
延べ面積 290.71㎡
 
 
和歌山県田辺市という温暖な気候にめぐまれた土地に建つ鉄筋コンクリート造3階建の地域文化育成を目的とした建物である。
敷地面積177㎡、高さ10m以下という制限の中で、上記の用途を満足させながら空間に拡がりを持たせることが課題となった。

外部は透かしながら閉じ、内部はガラスの隔壁を斜めに用いて奥行きを感じさせるという日本建築の手法を現代に取り入れ、狭い空間に拡がりをもたせた。
具体的には全面ガラス張りの建築が多いなかで、外部はスリットの入ったコンクリートの壁で敢えて閉じ、内部の隔壁にガラスを多用して、各部屋間も視線が通るようにした。
ガラスの隔壁に角度を持たせたのは、視線を斜めに誘導して空間に奥行きをもたせるためである。
連続する壁柱のスリットは、光を採り入れ熱を遮断するルーバーの役割を果たし、構造体とルーバーの一体化を実現した。
 
 
 
 
publication
日本建築家協会優秀建築選2007 
現代日本の建築vol.3  
 
website
C+ シータス
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